ワーキングホリデー

「ワーホリは意味がない」を経験者として考察する。

ワーホリ 意味ない

ワーホリに行こうか考え中なんですが、周りの反対がすごくて迷っています。「行っても意味ない」って言われるんですけど…そんなことないですよね?

そんな不安を抱えている方、きっと多いと思います。私自身、新卒で入った商社、正社員の仕事を辞めて20代後半で単身オーストラリアへ。

結果的に「思い切ってオーストラリアに来て良かった!」と思えるワーホリになりました。だからって、「絶対みんなワーホリに行くべき!」とは思いません。

この記事では、「ワーホリは意味がない」に対して私なりの考察をしていきます。ワーホリに行こうか迷っている方の悩みを少しでも軽くできれば幸いです。

では、早速見ていきましょう!

ワーホリに反対する理由

  • 「新卒」を棒に振る気か?
  • 婚期逃すんじゃないの?
  • せっかく正社員なのに!
  • 帰国後に仕事ないんじゃないの?
  • 私は行っても意味なかった!

と、色んな事を言われますよね。日本ではまだ「安定した人生のレールを外れる事」、「人と違う事をする」ことへの風当たりが強いんじゃないでしょうか。

新しい事に挑戦したい人達にとっては息苦しいですよね。「反対を押し切って、結局失敗した…」ってなるのも怖いし。

他人からどれだけ反対されようと、結局は自分の人生です。自分が「よく頑張った、行って良かった」と思えるなら、どんなワーホリ生活も「意味がない」なんてことには絶対になりません。

しっかりした自分軸を持って行きましょう。必ずしも、「一般的な成功=自分の幸せ」とは限りません。

ワーホリに意味がないと言われる理由

行っただけでは英語は上達しない

英語上達を目的にワーホリに行く人がほとんどだと思います。現地に住んだからと言って必ずしも英語が上達する訳ではありません。

英語が伸びない理由

  • 日本人とばかり一緒にいる
  • 英語力の必要のない仕事をしている
  • 勉強してない

日本人ワーホリ同士通じる事が多いし、言葉も通じるから安心するんですよね。

結果、日系レストランで働き、日本人だけのシェアハウスに住み、全く英語を使わずに帰国までを過ごす人達、実際たくさんいます。

英語力の伸びは「インプット量×アウトプット量」です。時にはテキストや単語帳を開いて勉強する事も必要です。

勉強した英語は実際に使ってみましょう。ネイティブの話し方を真似るのも有効。身につくスピードが上がりますよ!

所詮「ホリデー」と思われがち

規則上、ワーホリビザで働けるのは同じ会社で最長6ヶ月だけ。「職務経歴」と呼ぶには圧倒的に短いです。

元々「バイトしながらオーストラリアを旅行する」ためのビザ、日本の企業は「職歴に穴が空いている」と認識しがち。

ほしこ

「私はオーストラリアでこんなスキルを身に着けて、こんな仕事ができる!」と自信を持って言えれば、必ずしも「1年遊んできた」とは思われませんよ。

貯金してオーストラリア中を旅行するのも重要な経験の1つ。仕事以外にもオーストラリアでしかできないことは経験していきたいですね。

日本へ帰国後の就職に繋がらない

英語もさして伸びなかった、何のスキルも身についていない、となると当然ながら面接官も「1年も何してたの?」ってなっちゃいます。

英語だけをアピールするならガッツリ勉強してきた「外国語大学の卒業生」「海外大学の卒業生」のが上。英語力+αを身に着けてで英語だけができる人達と差別化しましょう。

帰国後の自己PRのためワーホリ出発前に、「ワーホリ中に達成したい目標リスト」を作っておくことをおすすめします。

英語力の伸びを証明するためにワーホリ前後でTOEICを受けておくのも手。

ワーホリを有益なものにするための準備

ワーホリ前に日本での職歴を持っておく

学校卒業後すぐにワーホリへ行くことを考えている人多いと思います。ぶっちゃけ、「新卒」を捨てるのはおすすめしません

ココがダメ

  • 日本での経験がワーホリ中の仕事に役立つ
  • 帰国後、日本での職歴がないと不利になりがち

「新卒」を好む日本の企業で数年の経験をまず積んでおきましょう。レジュメの充実にもなるし、どんな仕事内容であろうと、「社会人経験」は絶対に役に立ちます。

そもそも現地の企業側に、英語もできない、経験もない日本人をわざわざ雇う理由なんてないですよね?

ワーホリ前にできるだけ英語力を伸ばしておく

英語力の伸びしろは無限です。そもそもワーホリ1年でネイティブ同等の英語力なんて身に付きません。安心して今のうちから勉強しておきましょう。

私がワーホリに来た当初のTOEICスコアは900点台前半、それでもネイティブとの会話には手こずりました。正直、今でも難しい事があります。

できるだけ英語力を伸ばしておくことで、ワーホリ生活の充実度も上がります。

常に日本人だけに頼らなくても良いし、コミュニケーションが取れるからトラブル回避にもなるし、友達もできやすいです。

「ワーホリに意味がない」かは本人次第

国中を旅しながら働けて、現地の生活も体験できるワーホリ。必ずしも意識高く過ごさなくても良いとも思います。

ワーホリのココがおすすめ

  • 海外で生活できる
  • 日本では出会えない人達に会える
  • 毎日が新鮮で楽しい
  • 生活力がつく
  • メンタルが強くなる
  • 異文化に触れて視野が広がる

1年で帰りたくなければ、セカンド・サードのワーホリビザも取得可能。オーストラリアの後はニュージーランドやカナダへワーホリに行った人たちも多くいます。

オーストラリアが気に入れば、その後学生ビザに切り替えることも可能です。ワーホリ後、現地の大学へ通って看護師になって永住権を取った友人も。日本に帰って就職するだけが進路じゃないと、覚えておいてください。

異文化を体験することで自分の固定観念を捨てる事ができるかもしれません。「他人は他人、自分は自分」と線引きが明確なオーストラリア。日本より生きやすいと感じる人も多いはず。

若いうちにしか取れないワーホリビザ。上手く活用して充実した人生を送りたいですね。

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ほしこ

2015年1月、ワーホリビザでブリスベンに。 航空系の現地企業でスポンサーをもらって永住権取得。 ハミルトン島2年半→エアリービーチ1年→現在、シドニー在住3年目。 趣味は旅行、料理、映画、読書。 イギリス人パートナーと保護猫と暮らしています。

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