オーストラリアに来て何ヶ月か経つんですが、どうしても英語の電話が苦手で・・・聞き間違いも多いし、何より言ってる事がちゃんと伝わってなかったら怖くて。少しでも電話への苦手意識がなくなるコツありませんか?
よーく分かります!私も職場の電話に出るようになった頃は毎日緊張していました。
今日は、そんなお悩みをお持ちの方へ、私が完全英語環境(日本人は私だけ)の職場で学んだちょっとしたコツをお伝えします。
そのコツとは、フォネティックコードを使うこと!
このコードを使うと、今まで伝えにくかった事が簡単に・間違いなく伝わるようになります。
では、詳しく解説していきます。
電話で使えるフォネティックコードとは?
通話表(つうわひょう)、又はフォネティックコードとは、無線電話で通信文の聞き間違いを防ぐために制定された規則である。
通話表は、帯域が狭く、歪や雑音の多い無線電話で、話者の発音の癖などがあっても、原文を一文字ずつ正しく伝達する目的で生まれた。
欧文通話表(ラテン文字)は、一般にフォネティックコード(phonetic code)と呼ばれる。アルファベットの「B」と「D」や「M」と「N」の様に、発音が似通っている言葉を弁別するため、国際電気通信連合で制定された。
Wikipedia
簡単に言うと、世界共通で使えるアルファベットの言い換え表現です。
日本でも名前を聞かれたら、どの漢字を使うか説明しますよね。「早い遅いの”早”に希望の”希”で早希です」みたいな。それと同じ使い方をします。
私が働いていた会社では、飛行中のパイロットと無線でやり取りをする時や、旅行会社と予約の確認をするためにいつも使っていました。日常でも使えるシーンが多いので、フォネティックコードを知っていると便利ですよ!
フォネティックコード一覧表
A | Alfa(アルファ) | J | Juliet(ジュリエット) | S | Sierra(シエラ) |
B | Bravo(ブラボー) | K | Kilo(キロ) | T | Tango(タンゴ) |
C | Charlie(チャーリー) | L | Lima(リーマ) | U | Uniform(ユニフォーム) |
D | Delta(デルタ) | M | Mike(マイク) | V | Victor(ヴィクター) |
E | Echo(エコー) | N | November(ノベンバー) | W | Whiskey(ウィスキー) |
F | Foxtrot(フォクストラ) | O | Oscar(オスカー) | X | X-ray(エックスレイ) |
G | Golf(ゴルフ) | P | Papa(パパ) | Y | Yankee(ヤンキー) |
H | Hotel(ホテル) | Q | Quebec(ケベック) | Z | Zulu(ズール) |
I | India(インディア) | R | Romeo(ロミオ) |
電話でのフェネティックコードの使い方
コードは分かりましたけど、いつ使えるんですか?私、航空業界で働いてないし、無線も使いません。
例えば、電話で何かの予約を取る時、自分の名前を言いますよね。オーストラリアの多くの人にとって、私達日本人の名前はあまり馴染みがないもの。How do you spell your name?って聞かれませんか?
長い名前ほど言いにくいし、ちゃんと伝わってるのかなって不安になりますよね。
私の名前なら「Hosico, H for Hotel, O for Oscar, S for Sierra, I for India, C for Charlie and O for Oscar」という言い方をします。これなら間違いなく相手にも伝わります。
話し手のクセがあっても、雑音の多い無線でも、聞き間違いを防ぎ正しく意味を伝える為に制定されたフェネティックコード。
英語を母国語としない私達にとってぴったりのツールです。
こんな時にも使えるよ
- メールアドレスを伝える
- 数字とアルファベットの入り混じった予約番号を伝える
- 相手の名前のスペルを聞く
先日、オーストラリアの役場の方と電話をした時も、認証コードをフォネティックコードを使って教えてもらいました。航空業界以外でも幅広く使われています。
映画に使われている事も多い、フォネティックコード。
これの存在を知っているだけで英語のリスニングの役にも立つし、「突然何を言い出したんだ?英語の電話、意味分からないし、やっぱり苦手!」なんてならずに済みます。
英語の電話には慣れが1番
私も初めて英語で電話に出るようになったはじめの1週間はとっても緊張しました。日本の商社で初めて電話を取った時も全く同じ。
聞き間違いも多かったし、電話の相手もイライラさせました。
それでもめげずに電話を取る(仕事なので取るしかなかったw)ことで、段々緊張しなくなり、相手の言葉の癖も分かるようになります。
そのうち雑談なんかもできる余裕が出てくるので、数をこなすのが1番大切。
ココがポイント
- 相手も同じ人間、そんなに怖がらなくても大丈夫
- ゆっくり話すと、つられて相手もゆっくり話しがち
- とりあえず元気に電話を取ると相手もハッピーに
フォネティックコードを完全に覚えていなくても大丈夫
大切なのは、「どのアルファベットを使っているか」を伝えられること。例え、F=Foxtrotだと思い出せなくても、相手に確実にFだと使えられれば他の単語でも問題ありません!
ちょっとのコツで英語で電話することへの抵抗が少なくなれば良いなと思います。
英語で電話が問題なくできるようになると、自信もつくし、仕事の幅が広がります。ちょっとずつ苦手意識をなくしていきましょう!
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