四方を海に囲まれたオーストラリア。
グレートバリアリーフを筆頭に、オーストラリア各地でシュノーケリング、ダイビングなどあらゆるマリンスポーツが地元民にも観光客にもとっても人気。
私もグレートバリアリーフの中心地、ハミルトン島でオープンウォーターダイビングの資格を取得しました。
こんな方におすすめ
- ケアンズでのダイビングは経験済
- 遠くても良いから穴場に行きたい
- ジンベエザメやホホジロサメを近くで見たい
オーストラリアの海に100年眠る沈没船、レックダイビング
ハミルトン島やエアリービーチのあるウィットサンデー諸島地域の小さな町、Ayr。
グレートバリアリーフに近く、珊瑚や小魚はもちろん、マンタや、エイ、グルーパーなどの大物からも見られるレックダイビングの人気スポットです。
7月8月には南極から繁殖の為に北上してくるザトウクジラに遭遇する可能性も!
1911年3月23日、Ayrの沖約22㎞を航海中だった客船「SSヨンガラ号」。メルボルンからケアンズへの道中でサイクロンで沈没、乗っていた122名は全員亡くなりました。
全長107mのSSヨンガラ号が発見されたのは沈没から約50年後。
その間、この沈没船に住み着いたのは、グレートバリアリーフの生き物たち。現在、世界最大のレックダイビングのスポットとして知られています。
最寄りの空港はタウンズビル(Townsville)ケアンズからだと車で約4時間半。エアリービーチからだと約3時間。
タウンズビルにAdrenalin Snorkel and Diveという会社がヨンガラレックのツアーを催行していますが、ダイビングスポットまで船で約3時間とちょっと遠い。。
最寄りの町Ayrはタウンズビルから車で約1時間半、ここにもヨンガラレを扱うダイビング会社、Yongala Diveがあります。
Yongala Dive社の良いところは宿泊施設の手配もできること。キャンプ場やBBQ施設、プールもあってどちらかと言えばバックパッカーに近い宿泊施設です。
オーストラリアと言えば!グレートバリアリーフを満喫できる9の都市&島。
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オーストラリアの最新ダイビングスポット、海中美術館MOUA
グレートバリアリーフ @gbrmarinepark に、南半球初の海中美術館がオープン🤩クイーンズランド州 @queenslandjp のタウンズビル @TownsvilleAus 沖で、ダイビングやシュノーケリングをしながら海中の彫刻を楽しめる体験型アート💙
— オーストラリア政府観光局 (@Go_Australia) August 21, 2020
Video: via IG/moua_museum_of_underwater_art pic.twitter.com/J3TnA1c6D8
2020年7月、ヨンガラレックの近くに、グレートバリアリーフ、気候変動、珊瑚礁の保護をテーマにした海中美術館(The Museum of Underwater Art /MOUA) がオープン!
グレートバリアリーフの生き物たちでにぎわう海に設置されたのはたくさんの彫刻。イギリス人芸術家ジェイソン・デカイレス・テイラー氏の作品です。
このテイラー氏、2006年にカリブ海のグレナダに世界初の水中彫刻公園を作り、他の水中博物館をメキシコとスペインも作った有名芸術家。
海中博物館のポイント
- タウンズビルから船で2時間
- 水深18m
- 彫刻の素材が珊瑚の成長を促す
- 将来的には彫刻作品に珊瑚や生き物が住み着くような設計
- 一番大きい作品は「コーラル・グリーンハウス」
- 「コーラル・グリーンハウス」の中へダイビング可能
- 中には20名の子供たちの彫刻
- 毎年5万人の観光客を予想
- 地元に雇用も生み出す
もう1つの彫刻「オーシャン・サイレン」は、タウンズビルの海岸から約30メートル。
地元コミュニティーの先住民族の少女の像で、美術館で唯一の水面上に見えます。 彫刻のライトは水温に応じて色が変化し、そのエリアの海水温の上昇を示しています。
ヨンガラレックやマグネティック島への観光客でにぎわうタウンズビル。
今後マグネティック島やパーム島へも水中彫刻が追加される計画なので、今後も要注目です。
美術館へのダイビングはヨンガラレックと同じく、Adreanalin Snorkel and DiveかYongala Dive、もしくはMOUA公式サイトから予約が出来ます。
オーストラリアで野生のジンベエザメと泳げるニンガルーリーフ
実はグレートバリアリーフ以外にも珊瑚礁があるんです。
ニンガルー・リーフ(Ningaloo Reef)はウェスタンオーストラリア州、パースの北約1,200kmに位置しています。
グレートバリアリーフが約2600kmに対して、ニンガルー・リーフの珊瑚礁の長さは、約260kmと小さめ。
それでも東京から静岡県浜松市辺りまでの距離と同じくらい。2011年に世界遺産に登録されました。
ニンガルー・リーフでは3月から6月ごろにかけてジンベイザメが見られることで有名です。
しかも沿岸近くを回遊!日本だと沖縄の美ら海水族館や大阪の海遊館など水族館でしか見られませんが、ここでは野生のジンベイザメと泳げるシュノーケリング、ダイビングツアーにが超人気。
7月以降冬の時期にはイルカやジュゴン、マンタ、ウミガメなど大型の生き物の姿も。更に7月から10月ごろザトウクジラも周辺海域を回遊します。30mの距離を取っていればザトウクジラと泳ぐことも可能!
小型飛行機が上空を旋回してクジラの位置を教えてくれるので遭遇率も高いんです。
最寄り空港はリアマンス(Learmonth)空港。パースからだと長距離バスで約12時間、もしくは飛行機で約2時間。
ツアー参加に便利なのはエクスマウス(Exmouth)、ホテルもキャンプ場も多くあります。
ホホジロザメが間近に見られるポート・リンカーン
南オーストラリアの州都アデレードから飛行機で約2時間のポート・リンカーン(Port Lincoln)。
ポート・リンカーンの南の沖、ネプチューン・アイランド。
この島の付近はアシカの住処。そのアシカを狙うのが、映画「ジョーズ」のモデル、オーストラリアではたびたび人を襲うことで有名なホホジロザメ。
なんと、ホホジロザメの住むこの海に潜るのが大人気!
サメに食べられる心配はありません。自分が大型のケージに入って潜る、ケージダイビングという安心して迫力を楽しめるスタイルです。
更に、6月から8月、冬のポート・リンカーンの名物は巨大なコウイカの大群。
交尾のために浅瀬までやってきて、雄が色や形を変えて雌を誘惑。この光景が見られるのは、なんと地球上でここだけ!シュノーケリング、ダイビング機材も町で貸し出ししています。
ポート・リンカーンでは名物の新鮮なマグロも楽しめるのでお忘れなく♡
オーストラリアの海に住む危険生物3選【要注意】
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オーストラリアの人気ダイビングスポットまとめ
- タウンズビルの最大の沈没船レックダイビング
- 最新のグレートバリアリーフ海中美術館
- ジンベエザメと泳げるニンガルーリーフ
- ホオジロザメを間近に見られるポート・リンカーン
どこも大都市から離れでいるので少々不便ですが、他では見られない・体験できないことがいっぱい。
オーストラリアの豊かな海と貴重な生き物の姿を満喫してはいかがでしょうか♡
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