クイーンズランドで初めて保護猫を家族に迎え入れて約2年。
近所の犬・猫とも仲良しでとってもフレンドリーな我が家の猫。一緒に暮らす友達が居たら良いんじゃないかとパートナーと話し合い、先日地元カウンシルが運営するアニマルシェルターに見学に行ってきました。
この記事では、アニマルシェルター見学の流れと譲渡費用について説明します。
オーストラリアで猫ちゃんを家族に迎えようと考えている方、シェルターで家族を探している猫ちゃん達もぜひ候補に入れてみてください。
シドニーはアニマルシェルターの数が多い
シドニーでは動物愛護の最大手、RSPCAをはじめボランティア団体の他、各地域のカウンシル(市役所)運営のシェルターが多く活動しています。
今回見学させてもらったのはカウンシルが運営する家から最寄りのSutherland Shire Council Animal Shelter。Facebookページで動物たちの写真が見られます。
猫を見学させて欲しいとメールを送ったところ、すぐに電話をくれて予約確定。
実際に送ったメール
今飼っている猫、エドワードの特徴とエドワードと相性の良さそうな子を探していますよ、という旨と予約希望日を記載した短いメールです。
どこのシェルターも譲渡準備のできた動物はウェブサイトに掲載しているので、気になる猫ちゃんのReference番号と名前は一応記載しました。
シェルター見学の様子
シェルター前には専用の駐車場があります。予約時間より少し早めに着いたんですが、特に待つこともなくスタッフの方が案内してくれました。
入り口を見た感じ、狭いのかなと思ったんですが、意外と広い!たくさんの犬舎がありました。が、保護している犬は現在3頭のみ、ほとんど空でした。
犬舎を過ぎると猫のケージがある部屋へ。合計4部屋、なんと現在約90匹を保護中とのこと。
春・夏は繁殖期なので生後間もない赤ちゃんたちがたくさん保護されていて、メールに書いた猫ちゃん以外にも会えました。
シェルターにはまだママと一緒に過ごしている子猫から16歳のシニア猫までが保護されていました。
どの子もすごく可愛くて、全員連れて帰りたくなっちゃいました!
実際にケージから出してもらって触れ合えるのはいつでも新しい家族の元にいける子たちだけ。
Cat flu(猫インフルエンザ)にかかってる子達や、まだママと過ごしていたり、体重1キロ未満の赤ちゃん達は獣医さんのOKが出るまではスタッフ以外と触れ合い禁止。
ガラスのケージ越しに眺めるだけでした。それでも興味津々な子達が多く、近くに寄ってきてくれます。
見学にはスタッフの方が付き添ってくれて、猫ちゃん達の性格や普段の様子、どうやってシェルターに来たのか等、何でも説明してくれるのでどんどん質問しましょう。
合計滞在時間は約30分ほどでした。ケージを持参すれば、その日に猫ちゃんを連れて帰ってくる事も可能です。
私たちはまずは会ってみてから、と思っていたのでケージは持参せず。今回は見学だけでした。
シェルターからの譲渡に含まれるもの
Sutherland Shire Council Animal Shelterでの猫ちゃんの譲渡費用は1匹194ドル。
費用に含まれるもの
- マイクロチップ
- NSW州への登録証
- 去勢手術
- 最初のワクチン接種と獣医による健康診断
- 寄生虫&ノミの治療
- 首輪とCouncilのタグ
獣医さんのOKが出たバッチリの健康状態かつ、書類手続きも済ませた状態の猫ちゃんを受け入れる事ができる仕組みです。
受け入れ時に自分で用意するのは餌、トイレ、玩具など。
ちなみに我が家が猫を飼うことに決めた時はほとんど通販サイトCatch.com.auで揃えました。ペット用品店で買うより割安です(笑)
アニマルシェルターの魅力
今回はアニマルシェルターということで1か所にたくさんの動物が生活していました。一度にたくさんの動物たちに会えるのが一番大きな魅力。
今飼っている子を決める時は一時預かり(Foster Care)のボランティアをしている家庭まで会いに行きました。しかも何匹か見てから決めたかったので、何軒かのフォスターファミリーを丸1日かけて訪問。その時間と手間が節約できるので、シェルター見学おすすめです。
シェルターでは動物たちのお世話をするボランティアも募集中。
家では飼えないけど、動物の保護に興味のある方は近所のシェルターやボランティア団体に問い合わせをしてみましょう。