傷心旅行のラストスポット、イタリアのローマ。ブリュッセルから直通便に乗りました。
ローマに来るまでに立ち寄ったロンドン、ジュネーブ、ブリュッセルと違い、現地の友達がゼロ。ちょっとしたトラブルも発生した弾丸の3泊でした。
これからローマ観光に行かれる方へ、私が特に行って良かったと思う観光名所をピックアップしてみました。
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ローマのホテルの予約ミスが現地で発覚して追加料金発生
ローマ観光の拠点にしたのはローマ・テルミニ駅。
このひとり旅はホテルにお金をかけるつもりがありませんでした。
スーツケースを抱えて長距移動がしたくなかったので、選んだのは駅から徒歩圏内のホステル。予約にはExpediaを使いました。
無事に見つけていざチェックイン!となってカウンターの女性に予約確認メールを提示。が、予約が入っていないことが判明!!
あなたの名前、絶対にどこかで見たことあると思うの。確認するから待っててね!
英語が通じるスタッフの方が予約者リストを確認している間、私も念のため、予約確認メールの詳細を再度確認。…よくよく見たら予約月が1ヶ月後になってる!!
私が1ヶ月間違って予約していました。そんな事あるのかと思いますよね、ありました。
一度予約するとキャンセルは不可なので100%チャージ。翌月から今月に「予約変更」もできませんでした。宿無しになる訳にもいかないのでその場で予約を取り直しました。結果、宿泊費が2倍に…
自分でホテルを予約する時は、日付間違えないように気をつけましょう。こんなミスする人あんまりいないと思いますけども。
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ローマの中心地はナンパも多いし、募金も迫られる
行ったヨーロッパの中で多分、多分1番治安が悪い…と言うか、1番警戒をして歩きました。日没後にはホテルから出ていません。正直怖かったです。
1.テルミニ駅周辺で薬物中毒者の更生プログラムへの募金の勧誘がしつこい。
元中毒者?更生中の人?が募金の勧誘してて、目の焦点が若干合ってない。
お金出すまでしつこく進路をブロック。怖かったので断固断って走って逃げました。昼間で人通りの多い駅前なのに…
2、オシャレなカフェで休憩でもしようと小道に入ったら、知らないおじさんが「Sex?Sex?」って言いながら後を追いかけてきた。
これは全力でダッシュして大通りに避難。ナンパじゃなくて変質者に近いかも。
3、イタリア語で「ジンガリ」と呼ばれるロマに注意
イタリアに行くまでは知らなかった「ジンガリ」の存在。
ロマの子供たちはスリのプロ。集団で電車に乗り、音楽を奏で、その場にいる乗客にお金を請求してきたりします。絶対に近付かないこと。
カフェやレストランで席に座った時も、カバンは肌身離さず持っておきましょう。置き引きも多いらしいです。
バックパックは背中にで見えないのをいいことに、バッグの底をナイフで切って中身を盗られることがあるそうなので、バックパックはNGです。
- 声をかけられても基本的に無視、目を合わせない
- バックは肩に斜め掛け、その上に上着を羽織ってひったくりのリスクを減らす
- バッグは体の正面に来て、チャックの閉まるもの
- 人通りの少ない道は避ける
- 夜の一人歩きは絶対にNG
パスポートは万が一盗まれたら大変なので、持ち歩きませんでした。1人部屋だったのでホテルの部屋に残してあるスーツケースの中に鍵をかけて保管しました。
信頼できる高級ホテルだったらフロントに預けるのも手だと思います。
ローマの街中は歴史ある建造物でいっぱい
街中には歴史ある建物がずらり。歴史好きな人でなくても、1度は聞いたことがあるような有名な観光名所で溢れています。
映画「グラディエーター」撮影場所、世界遺産コロッセオ
定番人気観光地なので個人で行くとすごく待ちます。優先パスを買っておきましょう。
3日しかなかったので効率よく観光する為、ガイド付きのツアーで行きました。
すごく人は多かったけど、雰囲気が圧倒的でちょっとタイムスリップした気分になります。思ってたより大きかったです。
4階建て、中にも入れます。入り口ではセキュリティチェック有。こんな巨大なものを2000年近く前に建設したローマ人の技術力に感嘆します。
ガイドさんがいるツアーだとコロッセオの豆知識や周辺の遺跡の説明もしてます。何も知らずに遺跡を見るだけより、歴史を感じられてより満喫できるかと思います。
ここで本当に5万人の観客を前に剣闘士や猛獣が殺し合ったのかと思うと怖いですね。映画「グラディエーター」観てない方、観てから行かれると良いかもしれません。
コロッセオの付近で見られるもの
- 2,000年前ローマ時代の市民の生活の中心地、フォロ・ロマーノ(Foro Romano)
- 315年に建設、ローマ最大の凱旋門、コンスタンティヌス帝の凱旋門
- フォロ・ロマーノを一望できるパラティーノの丘
- 映画「ローマ休日」で有名な、真実の口
圧倒的存在感、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
イタリア語でMonumento Nazionale a Vittorio Emanuele II、略称はヴィットーリオ(Vittorio)。
無名戦士の墓としての役割もあるそうで、祭壇が設置されています。
完成は1925年と新しめ。横幅135m、高さ70mの大理石の建物。中からはローマの町が一望できます。
建物の上の像は4頭の馬に引かせた車に乗る勝利の女神。この乗り物、クワドリガと呼ばれ、勝利の象徴。神話に出てきたり、芸術作品のモチーフに使われたりするそうです。
カトリック教会の総本山、バチカン市国
写真はバチカン市国の入り口。ローマ教皇の治める世界最小の国。カトリックでもない私の目的はバチカン市国にある芸術作品を見に行く事。
歴史や美術の資料集に絶対載ってるような有名な作品が多数。知識と実体験が結びつくのは、ものすごく楽しい体験だと思います。
バチカン美術館の中は床も、壁も、天井も素晴らしい芸術作品であふれていました。イギリスでも美術館、博物館巡りをしましたが私はバチカン美術館のが好きです。
システィーナ礼拝堂は写真撮影禁止でした。残念。美術作品に興味がないなら、バチカン市国は行っても特に面白くないかも?
ここで見られたお気に入りは2作品。
古代ギリシャ時代の彫刻、ラオコーン像
作者・制作年は不明。偉大な芸術家ミケランジェロにも大きな影響を与えた作品です。
トロイア戦争で女神アテナの怒りを買った神官ラオコーン。有名な「トロイの木馬」を市内に持ち込むのに反対したからです。
女神の放った2匹の海蛇により、ラオコーンが息子2人とともに絞殺されるシーンが表現されています。
サン・ピエトロ大聖堂のピエタ
サン・ピエトロ大聖堂の一番の見どころ、ミケランジェロのピエタ像。
ピエタ(Pietà)は「哀れみ」「慈悲」と言う意味。
数多くある聖母子像の中でも、処刑後、十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアの彫刻や絵の事を指しています。
ミケランジェロが1499年に完成させた作品。この時ミケランジェロは24歳。ミケランジェロの作品の中で、唯一彼の署名が入った作品です。署名の場所は聖母の胸元。
ポンペイの古代遺跡へローマから日帰りで電車旅ができる
Googleマップを片手にローマのテルミニ駅から電車で約2時間半。
火山の噴火で一夜にして滅んだ街、ポンペイも外せません。遺跡からは街を滅ぼしたヴェスヴィオ火山の姿が見えました。
ポンペイを題材にした小説や映画も作られています。行く前に映画を観ておくとより観光を楽しめるかもしれません。
火山が噴火する直前のポンペイでの恋を描いた映画「ポンぺイ」がAmazon Primeで観られます。
火山が噴火したのは79年だと言われています。
それから18世紀に発見されるまで誰にも知られることなく、火山灰に埋もれていました。当時の生活感が生々しいほどに感じられる古代遺跡でした。
広大な遺跡で、ちょっと奥の方まで行くと観光客も減り、迷路に迷い込んだか、タイムスリップしたような不思議な感覚に。
ゴツゴツした石畳で坂も多いので、歩きやすいスニーカーで行くのがおすすめです。
広大な遺跡の中には発掘された食器、瓶なんかが保管されている場所が。ここのは生き埋めになった人や犬の姿もありました。
正直、本場のイタリア料理が口に合わなかった
本場のイタリア料理、めちゃめちゃ期待して行きました。が、実際食べてみたら全く口に合わない。選んだレストランが悪かったのか…。
ココがダメ
- かかってるオリーブオイルの量が多い
- やたら塩辛い
主に強すぎる塩気がどうにも好きになれませんでした。オリーブオイルは美味しいんですが、何にでも大量にかけるのはちょっと…
イタリアに行ったことのある友達みんな、口を揃えて「イタリア料理は最高」と言っていたので好みの問題かも?
オリーブオイル自体は美味しいので、テルミニ駅のお土産ショップで何本か買いました。焼き立てパンにちょっとつけて食べると美味しいです。
ローマひとり旅まとめ
- ローマは観光名所でいっぱいなので、ガイド付きツアーが見落としなし&効率良い
- スリ、置き引き、ナンパに注意
- 芸術作品好きならバチカン市国は外せない
- たくさん歩くので歩きやすい靴が必須
- ポンペイへは日帰りで行ける
歴史のある街、ローマ。ローマの長い歴史と素晴らしい芸術を肌で感じたい方には絶対におすすめです。
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