この記事では英語で退職届(Resignation Letter)の書き方を、私が実際に提出した文章を使って解説していきます。
こんな方におすすめ
- 転職を考え中
- 仕事をスムーズに辞めたい
- 英語で退職届を書いたことがない
色んな業種で応用できる退職届です。よかったら参考にしてみてください。
英語の退職届、基本構成
- 自分の名前
- 退職届の提出日
- 会社の名前、提出する上司の名前
- 退職する意思表示と日にち
- 退職理由(ポジティブに)
- 退職日までの引き継ぎをちゃんとする旨
- 働けたことへの感謝
- 自分の署名
日本の退職届と大分違いますね。この例文は私のオーストラリア永住権をスポンサーしてくれた思い出のある会社を辞める時に使いました。
一般的な退職届より、個人的な感謝と思い入れが詰まった退職届です。
ボスに提出する前に同僚とパートナーに英語チェックを兼ねて読んで貰った所、褒めてもらったので中々良い退職届かと思います(笑)
提出方法はメールで送るのではなく、Wordで入力してA4で印刷したものをボスに直接手渡し。
後から「受け取ってない」「聞いてない」と言い出してトラブルになりそうなボスの場合はメールでも良いかと思います。
では、順番に見ていきましょう。
退職届の書き出し
まずは退職届の冒頭部分。自分と会社の住所の部分には州とポストコードまで記載しました。
テンプレートによっては不要としている場合もありますが、既に会社に知らせてある住所なので一応。
最初の文章は自分のポジションを辞める旨を記載します。
会社によって4-6週間前までに退職したい旨を伝えないといけない規則(内定した時にもらえる契約書に記載あり)があるので、規則に沿いましょう。私の場合は4週間の規則でしたが、それ以上前に提出しました。早い方が、次の人を見付ける時間があるので会社にとってもプラスかなと思います。
ビザの契約期間(永住権承認から2年の勤務)があったので、その契約終了と同時の退職でした。
私以外のスポンサーを受けていたスタッフも同じタイミングで退職していたので、ボスも予想していたはず。
基本的にスタッフの出入りが激しい職場だったので、ボスやスーパーバイザーも「いつで2年だっけ?そろそろだよね?辞めるの?」みたいな会話もこの時期にありました。
仕事・積んだ経験への感謝をポジティブに
続いて、退職届のメインの部分。
ココがポイント
- 素晴らしいメンバーと働けたことへの感謝
- 永住権をスポンサーしてくれたことへの感謝
- 未経験の業界での経験を積めたことへの感謝
- 英語力が爆伸びしたことへの感謝
- 一生モノの友達が出来たことへの感謝
アットホームで小規模・ファミリー感のある職場だったので、ここまで個人的な思い入れのある退職届でも違和感なかったかなと思います。
感謝することがいっぱいあったので、短くまとめた結果こうなりました。日本で使う形式的な退職届とかなり違いますね。
英語でも形式的な退職届を出したい場合(仕事がそんなに好きじゃなかったとか)、この部分はざっくり削って問題ありません。
ただし、多少の感謝を述べておくと、受け取る方も気持ちが良いかと思います。
退職届の締めで引き継ぎの意思表示
最後の部分で、最終日まで後任のスタッフへの引き継ぎをきっちりやりますよ、という意思表示をします。
改めてこのチームで働けた事の感謝と、今後の会社の活躍をお祈りして退職届の締めとなります。
最後の自分の名前ですが、打ち出して、その下に手書きのサインをしてから提出しました。
スムーズ&好印象な退職を
オーストラリアでは転職が当たり前。2-3年で辞めるからと言ってネガティブな印象を持たれることはまずありません。
その企業で積めた経験に感謝をして気持ち良く次の仕事へ進みたいですよね。
退職届の提出時に、転職時にReferenceをくれるか聞いておくといいと思います。特に狭い業界にいる場合、上司、同僚、部下問わず、広い人脈は転職に絶対に役に立ちます。
私はこの時のボスと今でもやりとりがあります。転職の度にコンタクトを取って「今転職活動していて、今度Reference checkがあるのでReferenceくれますか?」と再度確認しています。この時にReference checkをする人事担当者の名前、企業の名前、電話番号も知らせておくとスムーズです。
この退職届の書き方が、少しでもヒントになればと思います。