あるフォロワーさんが、アトピーでお悩みのようだったので今日は私のアトピー改善方法について紹介します。
小学校に上がる前から悩まされたアトピーの症状。親と病院を転々とし、全身掻き毟って布団を血だらけにした日が続きました。
昔の私
- 酷かったのは内ひじ、ひざ裏、お尻と太ももの間(下着のライン)
- 掻き毟りすぎて両手が血だらけ
- 花粉やハウスダストにも反応
- あらゆる動物の毛に反応
- ストレスで蕁麻疹がしょっちゅう
オーストラリアに来てからは薬も使ってないし、ビーチで水着を着られるし、猫も飼っています!
今日は、本来の健康的な肌を取り戻す為に、私がした事を紹介します。大きく分けて3つ。
- 患部への刺激を減らし、傷を回復
- 悪化しないように皮膚を保護
- 根本的な体質改善には食事が大切
では、1つずつ詳しく見て行きましょう!
皮膚に対する物理的ストレスを減らす
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1爪を切る
アトピーって痒くて痒くて…ついつい掻いてしまうんですよね、分かります。我慢できなくて、ストレスが溜まって、八つ当たりみたいにガリガリと。
私の場合、一番症状が重かったのはお尻。
ちょうど手が届く場所でした。気が付けば両手の指先が血だらけ。患部はジクジクに悪化するし、下着も汚れるし最悪です。
せめてダメージが少ないように、爪を切って、爪の内側もちゃんとブラシで洗っていました。
そもそも長い爪には大量のバイ菌が住んでいます。傷に触れて良いことなんかありません。バイ菌が入って傷口が化膿した痕が残ったり、色素沈着する可能性もあります。
どうしても痒くなった時は手で叩くか、アイスノンで患部を冷やしていました!
今ある患部を悪化させないようにしましょう!
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2お風呂タイムを上手く利用する
ココに注意
- ボディタオルで肌をごしごし洗わない
- シャンプー・コンディショナーは頭だけじゃなく体にも残らないように洗い流す
- 熱すぎると後で痒くなるので、お湯は38度位のぬるめ
時間がある時は、半身浴でじんわり汗をかいてデトックスしていました。
半身浴タイムのおすすめはエプソムソルトの利用。
エプソムソルトとは
- 実際は塩ではなく硫酸マグネシウム(結晶が塩に似ている)
- 海中に多く含まれているミネラルの一種
身体を温め血流をよくするので、女性には嬉しい効果がいっぱい!ビクトリア・ベッカムなど海外セレブも愛用しているとのこと。
使い方は簡単。エプソムソルトを濃度0.1~0.2%の濃度になるようにお湯に溶かして、20分程浸かるだけ。
じんわり汗もかいて、お肌もしっとりします。汗をかいてデトックスした後に忘れてはいけないのが、良質なミネラルを取る事!すっきりしたからってお砂糖たっぷりの炭酸ジュースやスポーツドリンクを飲んだら台無しです!
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3お風呂上がりの保湿は入念に
ここで注意したいのは、いくら保湿したいからってオイルタイプのものを使わない事。外からどんどん保湿してしまうと、肌の機能が弱まって悪循環です。
肌本来のバリア機能をサポートできるような、さらっとした低刺激のクリームかローションで、赤ちゃんの肌にも使えるものを選んでいました。
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4朝の洗顔を拭き取りだけにする
朝起きて、洗顔せっけんで顔を洗う代わりに、コットンにたっぷりの化粧品を含ませて優しく拭き取るだけにしました。
最初は違和感があるんですが、慣れてきます。
アトピーにつきものの粉をふくようなパサパサの乾燥肌。ただでさえ不足中の水分と、睡眠中に体が生成した適切な皮脂を洗い流さない方が肌に優しいです。
スクラブや毛穴パック、ピーリングジェルなんかもNG。
まずは、傷付いて乾燥し切った肌を労り、回復させることを重視しましょう。
合う・合わないは絶対にあります。ネットで製品を買う前に、薬局に行ってサンプルを手に付けてみましょう。実物を肌で感じるのはとっても大事。自分に合う製品、方法がきっと見つかりますよ!
食事で内側から改善する
身体を作っているのは毎日の食事です。アトピーの改善にも食事はとっても大切!
いくら外から改善しても、体質が変わらなければ悩み続けることになります。
私が気を付けていることを主に3つ。
- 油を良質なものに変える
スーパーでペットボトルに入ったサラダ油とか使ってませんか?
あの手の油は生成過程で熱が加わっているので、酸化しています。酸化した油は身体にいい影響はひとつもありません。
油選びのポイント
- ガラス瓶に入った油
- コールドプレスで生成された油
- オメガ3系の油(えごま油、亜麻仁油、シソ油)
熱を加えず、サラダのドレッシングなんかとして使うのが◎
- 食品添加物を避ける
添加物を避ける為にできる1番簡単なこと。コンビニでご飯を食べるのをやめましょう!ファーストフード、インスタントも避けること!
ダイエットのためにコンビニの春雨カップスープとおにぎりで過ごしていたら肌の状態がものすごく悪化しました。。オーガニック野菜とホルモン剤を使っていないお肉を使って自炊しています。バランスの良い食事が1番ですよ!
オーストラリアではお肉のラベルに「Organic」「No added hormons」と書いて普通にスーパーで売っています。
普通のお肉より割高ですが、将来健康を損ねたり、病院に通ったりすることを考えると普段から気を遣っていて損はないかなと思います。
身体の細胞は3ヶ月で全て入れ替わると言われています。3ヶ月後のより健康な肌を目指して、ちょっとずつ良い方向へ変化していきましょう。
- ルイボスティーを飲む
健康に良いらしいと聞いて母が買ってきて以来、20年以上我が家ではルイボスティーを飲んでいます。
ルイボスティーとは
- ルイボスは南アフリカでのみ育つマメ科の植物
- 現地民が「不老長寿のお茶」と呼ぶほど健康に◎
- カフェインフリー
シドニーに引っ越して来てからはピッチャーで作って飲んでいます。ティーバッグはメルボルン発祥の茶葉専門店T2やi herb Australiaの他、スーパーで簡単に手に入るのでとっても手軽。
ココに注意
飲みすぎるとお腹が緩くなったり、トイレが近くなります!お出かけ前には注意しましょう。
漢方薬の専門医にかかる
ステロイドをずっと使っていると、ステロイドなしでは生きていけないような状態になる、と聞いて頼ったのが漢方医学。日本にいた時に漢方医に通っていました。
西洋医学のお薬と違って、漢方薬の効果は緩やかです。漢方薬を飲みながら少しずつステロイドを減らし、現在薬は一切使用していません。
デメリットは薬がめちゃくちゃ苦くて飲みにくかったこと。
ココがポイント
- いきなり脱ステできないからって自分を責めない
- 血液検査で他のアレルギー原因を特定してもらう
私は血液検査の結果、大好きでしょっちゅう食べてたエビ・カニ(甲殻類)にアレルギーがあることが判明しました。
知らなかったアレルゲンを特定できると、症状改善につながります!
アトピー改善にやったことまとめ
- 肌を傷つけにくいように爪を切る
- エプソムソルトで半身浴
- デトックス後に良質なミネラルを取る
- ベビーローションで全身保湿
- 良質な油を取る
- 良質な食材でバランスの良い食事を心がける
- ルイボスティーを飲む
- 漢方薬の専門医に頼る
- 血液検査でアレルゲンを特定
アトピーは今日試して明日治るなんてないし、方法も製品も人によって合うもの、合わないもが絶対にあります。
自分の体の声を聞きながら、ぴったりの方法を見つけるのがポイント。
ストイックになりすぎてストレス溜めたり、自分の事を卑下するのは逆効果です。3歩進んで1歩下がる、くらいのペースで改善して行きましょう。
多くの人が少しずつでも確実に、本来の健康的で美しい肌を取り戻していけると良いなと思います。